スクロヴァチェフスキの2種の「エロイカ」 [クラシック音楽]
ベートーヴェン 交響曲第2番
交響曲第3番「英雄」
ザールブリュッケン放送交響楽団
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ:指揮
2005年6月1-3日(2番)2005年1月15、16日(ライヴ)(3番)
ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」
モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」
読売日本交響楽団
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ:指揮
2002年9月26、28日(ベートーヴェン)9月20、21日(モーツァルト)
(ライヴ録音)
日本ではミスターSとして人気の高いスクロヴァチェフスキの
2種の「エロイカ」を聴き比べ。
どちらも予想通りと言うか、老巨匠とは思えない颯爽としたテンポで
所謂ドイツ的で重厚なベートーヴェンとは一線を画する
スタイリッシュな「エロイカ」。
ただオリジナル楽器的な演奏ではなく程よいヴィブラート、
テンポの揺れがあり、系統としてはシューリヒトみたいな感じ??
で、好みはと問われれば技術的には間違いなくザールブリュッケン盤だけれども、
技術的には今一歩ながら心に響くのは読売日響盤の方。
全体的にどこか硬く響きがちな前者に比べ読売日響盤は柔らかくふくよかに響き、
2楽章は前者が一点の曇りもない、感傷に浸らない純音楽的なのに対し
後者は壮絶とまではいかないまでももう少し感情をあらわにした演奏。
1楽章は最初の和音2連発の”連打”が強烈に印象に残り、
最後まで集中力の途切れない前者に比べ、
後者はもう少しゆとりがあって”歌っている”感じ。
技術的問題でそのように感じるだけで、本当はザールブリュッケンの方が
凄いのかもしれないけれども、前2楽章はやっぱり読売日響の方が好み。
後半2楽章はどこか弛緩を感じる読売日響よりも
最後までピーンと張り詰めた緊張感が途切れないザールブリュッケン盤を。
ここではどこか乾いた響きの印象のある前者の方が、
一生懸命感満点の後者よりも逆に凄みを感じる。
もう少しゆとり、ふくよかさがあればザールブリュッケン盤がいいんだろうけれども・・・・・
スクロヴァチェフスキは最初(はな)っからそんなものは求めていないんだろうな、多分。
で、併録の方。
2番は「エロイカ」に比べて数段素晴らしい(と言うか、好みに合っている)。
スタイルが「エロイカ」よりもこちらの方が曲調に合っているような気がする。
全曲聴いたけれども1、4、7、8番といった大曲でない方が
自分の耳にはしっくりとくる。
読売日響との「ジュピター」は可もなく不可もなく。
「エロイカ」に比べるとインパクトが弱い。
指揮者もオケもどこか振舞い切れていないように感じるのは気のせいか??
交響曲第3番「英雄」
ザールブリュッケン放送交響楽団
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ:指揮
2005年6月1-3日(2番)2005年1月15、16日(ライヴ)(3番)
ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」
モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」
読売日本交響楽団
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ:指揮
2002年9月26、28日(ベートーヴェン)9月20、21日(モーツァルト)
(ライヴ録音)
日本ではミスターSとして人気の高いスクロヴァチェフスキの
2種の「エロイカ」を聴き比べ。
どちらも予想通りと言うか、老巨匠とは思えない颯爽としたテンポで
所謂ドイツ的で重厚なベートーヴェンとは一線を画する
スタイリッシュな「エロイカ」。
ただオリジナル楽器的な演奏ではなく程よいヴィブラート、
テンポの揺れがあり、系統としてはシューリヒトみたいな感じ??
で、好みはと問われれば技術的には間違いなくザールブリュッケン盤だけれども、
技術的には今一歩ながら心に響くのは読売日響盤の方。
全体的にどこか硬く響きがちな前者に比べ読売日響盤は柔らかくふくよかに響き、
2楽章は前者が一点の曇りもない、感傷に浸らない純音楽的なのに対し
後者は壮絶とまではいかないまでももう少し感情をあらわにした演奏。
1楽章は最初の和音2連発の”連打”が強烈に印象に残り、
最後まで集中力の途切れない前者に比べ、
後者はもう少しゆとりがあって”歌っている”感じ。
技術的問題でそのように感じるだけで、本当はザールブリュッケンの方が
凄いのかもしれないけれども、前2楽章はやっぱり読売日響の方が好み。
後半2楽章はどこか弛緩を感じる読売日響よりも
最後までピーンと張り詰めた緊張感が途切れないザールブリュッケン盤を。
ここではどこか乾いた響きの印象のある前者の方が、
一生懸命感満点の後者よりも逆に凄みを感じる。
もう少しゆとり、ふくよかさがあればザールブリュッケン盤がいいんだろうけれども・・・・・
スクロヴァチェフスキは最初(はな)っからそんなものは求めていないんだろうな、多分。
で、併録の方。
2番は「エロイカ」に比べて数段素晴らしい(と言うか、好みに合っている)。
スタイルが「エロイカ」よりもこちらの方が曲調に合っているような気がする。
全曲聴いたけれども1、4、7、8番といった大曲でない方が
自分の耳にはしっくりとくる。
読売日響との「ジュピター」は可もなく不可もなく。
「エロイカ」に比べるとインパクトが弱い。
指揮者もオケもどこか振舞い切れていないように感じるのは気のせいか??











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